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R6.6.22伊藤真波氏講演会から

最終更新日 [2024年6月24日]  

 6月22日(土)にアルカスSASEBOで、伊藤真波氏による講演会が行われましたので、その概要をお知らせします。
〇 荒れた中学時代。看護師を目指して進学した衛生看護科。
〇 バイト。バイク。母とのけんか。「普通って何?」「あたりまえって何?」
〇 看護師を目指して学んだ最後の日のバイク事故。
〇 集中治療室。傷だらけの顔。欠けた歯。そして、右腕が…。
〇 治療・診断のために押さえつけられ、叫び続ける日々。右腕切断を勧める両親。
〇 病院で両親に八つ当たり。洗面台のガラスを何度も叩き割る。医師に切断を依頼。
〇 自業自得。親不孝。泣くしかない日々。家族全員に迷惑をかけたという悔恨。
〇 バイクの楽しさを教えてくれた父。自分を責める父。バイクを売却した父。そして、3年前
 に交通事故死した父。
〇 街中でじろじろ見られる。指をさされる。「腕がない。気持ち悪い」との声。不安。
〇 手がないことを言い訳にして逃げる自分。
〇 車いすバスケットの試合見学。激しいぶつかり合い。転倒。すぐに体勢を整えゲームに向
 かう姿。何かにぶつかっても逃げずに立ち向かうかっこいい大人になりたい。
〇 水泳への挑戦。右腕を切断した姿を隠さずに見せること。強くなること。
〇 パラリンピックへの挑戦。そのための環境を自分でつくる。
〇 寝返りが右からできない。一年中裸足で、足も使って家事や子どもの世話。外出するのに
 も時間がかかる。傘を差したら何もできない。左手だけでは荷物も持てない。
〇 看護師の仕事もできないことが多く、「できません。」と他の看護師に交代をお願いす
 る。それも患者さんのため。
〇 「かっこ悪い。」「ださい。」「人前でできない。」「いつだってできる。」は間違い。
〇 結婚。我が家の当たり前と他家の当たり前は同じではない事実。
〇 誰もが人には言えない心の傷がある。でも、みんな前を向いている。守りたい人や守って
 くれる人がいる。
〇 周りの方々の多くの手助けへの恩返しを考える。家族のために幸せになりたい。
〇 親孝行は自立すること。家族を守るために強い心が欲しい。

 深く考えさせられるお話でした。

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